ヴァイオリンの雑学

ヴァイオリンの雑学

ヴァイオリンの弓に塗る松ヤニ、実はどれも同じかと思いきや実は柔らかさが違います。
一般的に透明に近い程硬く夏季の使用に適します。不透明のものの方が柔らかくなり、冬季で使用した方が塗りやすいでしょう。
ちなみにヴァイオリンとヴィオラは松ヤニを共用で使うことが出来ますが、チェロとコントラバスは専用の松ヤニが必要なのです。

「魔のヴァイオリン」

他に、興味ぶかいヴァイオリンにまつわる話としては「魔のヴァイオリン」と呼ばれるものがあります。
この話は、若き日のローマ教皇クレメ ンス8世が装飾入りのヴァイオリンを職人に注文したところからはじまります
。 ガスパロ・ダ・サロという名工と呼ばれた職人が、本体を作り、装飾作家として名を馳せていたベ ンヴェヌート・チェリーニが装飾を入れるという工程でそのヴァイオリンは作られました。
頭部の渦巻き部分に天使とセイレーンを彫り込んだそのヴァイオリンは、クレメ ンス8世からある少女の手に渡り、まるでセイレーンの歌声のように奏者を魅了し、少女は生命をそのヴァイオリンに吸い取られたかのように死んでしまった、といいます。
その後もそのヴァイオリンを弾いた者は次々と不幸になっていくというお話です。
美しい音色を奏でるヴァイオリンにも、このような恐ろしい逸話があるのです。